平成29年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
平成28年7月29日
上場会社名 日本電気株式会社 上場取引所 東
コード番号 6701 URL http://jpn.nec.com/
代表者 (役職名) 代表取締役執行役員社長兼CEO (氏名)新野 隆
問合せ先責任者 (役職名) コーポレートコミュニケーション部長 (氏名)飾森 亜樹子 TEL 03-3798-6511 四半期報告書提出予定日 平成28年8月3日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1.平成29年3月期第1四半期の連結業績(平成28年4月1日~平成28年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益
親会社の 所有者に帰属する
四半期利益
四半期包括利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
29年3月期第1四半期 518,703 △11.7 △29,944 - △33,654 - △20,390 - △20,104 - △41,342 -
28年3月期第1四半期 587,294 - △7,575 - △4,401 - △5,425 - △5,612 - 4,183 -
基本的1株当たり 四半期利益
希薄化後1株当たり 四半期利益
円 銭 円 銭
29年3月期第1四半期 △7.74 -
28年3月期第1四半期 △2.16 -
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計
親会社の所有者に 帰属する持分
親会社所有者 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
29年3月期第1四半期 2,332,424 778,966 713,386 30.6
28年3月期 2,528,904 837,220 769,827 30.4
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
28年3月期 - 0.00 - 6.00 6.00
29年3月期 -
29年3月期(予想) 0.00 - 6.00 6.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.平成29年3月期の連結業績予想(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
売上収益 営業利益
親会社の所有者に 帰属する当期利益
基本的1株当たり 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 2,880,000 2.0 100,000 9.4 50,000 △34.1 19.24
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無 新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 29年3月期1Q 2,604,732,635 株 28年3月期 2,604,732,635 株
② 期末自己株式数 29年3月期1Q 6,069,912 株 28年3月期 6,058,720 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 29年3月期1Q 2,598,669,000 株 28年3月期1Q 2,598,793,068 株
※ 四半期レビュー手続の実施状況に関する表示
この四半期決算短信の開示時点において、金融商品取引法に基づく四半期財務諸表のレビュー手続が実施中です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(国際財務報告基準(IFRS)の任意適用)
NECグループは、当第1四半期連結累計期間から国際財務報告基準(IFRS)を任意適用しています。また、前第1四 半期連結累計期間及び前連結会計年度の要約連結財務諸表につきましても、IFRSに準拠して表示しています。
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判 断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。詳細は、添付 資料55ページ「3.将来予想に関する注意」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料および四半期決算説明会内容の入手方法)
当社は、平成28年7月29日(金)に機関投資家・アナリスト向け決算説明会を開催する予定です。この説明会で配付 する資料は決算発表後、また、動画配信、質疑応答等については、開催後速やかに当社ウェブサイトで掲載する予定 です。
上記説明会のほかにも、当社では個人投資家のみなさま向けに、定期的に事業・業績に関する説明会を開催してい きます。この説明会で配付する資料および主な質疑応答は、開催後速やかに当社ウェブサイトで掲載する予定です。 今後の開催の予定等については、当社ウェブサイトをご確認ください。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……… 2
(1)経営成績に関する説明 ……… 2
(2)財政状態に関する説明 ……… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……… 5
2.要約四半期連結財務諸表 ……… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ……… 6
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……… 8
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ……… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……… 11
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……… 12
1.継続企業の前提に関する注記 ……… 12
2.報告企業 ……… 12
3.作成の基礎 ……… 12
4.重要な会計方針 ……… 13
5.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断 ……… 24
6.未適用の新たな基準書及び解釈指針 ……… 26
7.セグメント情報 ……… 27
8.資本及びその他の資本項目 ……… 30
9.金融収益及び金融費用 ……… 30
10.重要な後発事象 ……… 31
11.初度適用 ……… 32
3.将来予想に関する注意 ……… 55
1.当四半期決算に関する定性的情報
N E C グ ル ー プ の 連 結 財 務 諸 表 は 、 当 第 1 四 半 期 連 結 累 計 期 間 か ら 国 際 財 務 報 告 基 準 ( 以 下
「 I FR S 」 と い う 。 )を 適 用し て い ま す 。 ま た 、 前 第 1 四 半 期 連 結 累 計 期 間 お よ び 前 連 結 会 計 年 度の 連
結財務諸表につきましても、IFRSに準拠して表示しています。
(1)経営成績に関する説明
① 第1四半期連結累計期間の概況(2016年4月1日から2016年6月30日の3ヵ月間)
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国や欧州などの先進 国は底堅く推移したものの、ロ
シ ア や ブ ラ ジ ル な ど を 中 心 に 新 興 国 の 成 長 に 勢 い が な か っ た こ と な ど か ら 、 全 体 と し て は 成 長 の
ペースが非常に緩やかとなりました。
日 本 経 済 は 、 円 高 や 株 安 等 に よ る マ イ ン ド 悪 化 に 加 え て 、 企 業 の 設 備 投 資 、 公 共 投 資 、 輸 出入
など内外需がともに低調に推移しました。
こ の よ う な 事 業 環 境の も と 、 当 第 1四 半期 連 結 累 計 期 間 の 売 上収 益 は 、 5,187 億円 と 前 年 同 期 に
比 べ 686億 円 ( 11.7% ) 減 少し ま し た 。 こ れ は、 パ ブリ ッ ク 事 業 や テレ コ ム キ ャ リア 事 業 が 減 収 と
なったことなどによるものです。
収 益 面 に つき ま し て は 、 営 業 損 益 は 、 前 年 同 期に 比 べ 2 24億 円 悪 化 し、 299 億 円の 損 失 と な りま
した。これは、売上収益が減少したことなどによるものです。
税 引 前 四 半 期 損 益 は 、 営 業 損 益 の 悪 化 に 加 え 、 為 替 差 損 益 が 悪 化 し た こ と な ど に よ り 、 前 年同
期に比べ293億円悪化し、337億円の損失となりました。
親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る 四 半 期 損 益 は 、 法 人 所 得 税 費 用 が 減 少 し た も の の 、 税 引 前 四 半 期損
益が悪化したことなどにより、前年同期に比べ145億円悪化し、201億円の損失となりました。
② 主なセグメント別実績
<セグメント別売上収益(外部顧客に対する売上収益)>
セグメント
2015年度
第1四半期
連結累計期間
(億円)
2016年度
第1四半期
連結累計期間
(億円)
前年同期比
(%)
パブリック 1,456 1,175 △19.3
エンタープライズ 686 665 △3.1
テレコムキャリア 1,431 1,211 △15.3
システムプラットフォーム 1,602 1,502 △6.2
その他 698 633 △9.3
合計 5,873 5,187 △11.7
(注)億円未満を四捨五入しています。百万円単位の数値は「2.(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記 事項 7.セグメント情報」に記載しています。
<セグメント別営業損益>
セグメント
2015年度
第1四半期
連結累計期間
(億円)
2016年度
第1四半期
連結累計期間
(億円)
前年同期比
(億円)
パブリック 6 △26 △32
エンタープライズ 34 37 3
テレコムキャリア △24 △69 △45
システムプラットフォーム 43 △45 △89
その他 △62 △84 △22
調整額 △73 △112 △39
合計 △76 △299 △224
(注)億円未満を四捨五入しています。百万円単位の数値は「2.(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記 事項 7.セグメント情報」に記載しています。
◆パブリック事業
売上収益 1,175億円 (前年同期比 19.3%減)
営業損益 △26億円 ( 同 32億円悪化)
パ ブ リ ッ ク 事 業 の 売 上 収 益 は 、 官 公 向 け で 前 年 同 期 に あ っ た 大 型 案 件 の 売 上 が 減 少 し た こ と 、
公 共 向 け が 消 防 ・ 救 急 無 線 の デ ジ タ ル 化 需 要 の 一 巡 で 減 少 し た こ と な ど に よ り 、 前 年 同 期 に 比 べ
281億円(19.3%)減少し、1,175億円となりました。
営 業 損 益 は 、 売 上 が 減 少し た こ と な ど に よ り 、 前 年 同 期に 比 べ 32億 円 悪 化 し 、 26億 円 の 損 失 と
なりました。
◆エンタープライズ事業
売上収益 665億円 (前年同期比 3.1%減)
営業損益 37億円 ( 同 3億円改善)
エ ン タ ー プ ラ イ ズ 事 業 の 売 上 収 益 は 、 製 造 業 向 け が 堅 調 に 推 移 し た も の の 、 流 通 ・ サ ー ビ ス 業
向 け で 前 年 同 期 に あ っ た 大 型 案 件 の 売 上 が 減 少 し た こ と な ど に よ り 、 前 年 同 期 に 比 べ 2 1 億 円
(3.1%)減少し、665億円となりました。
営業損益は、システム構築サービスの収益性改善 などにより、前年同期に比べ3億円改善し、37
億円の利益となりました。
◆テレコムキャリア事業
売上収益 1,211億円 (前年同期比 15.3%減)
営業損益 △69億円 ( 同 45億円悪化)
テ レ コ ム キ ャ リ ア 事 業 の 売 上 収 益 は 、 国 内 外 の 通 信 事 業 者 の 設 備 投 資 が 低 調 に 推 移 し た こ とな
どにより、前年同期に比べ219億円(15.3%)減少し、1,211億円となりました。
営 業 損 益 は 、 売 上 が 減 少し た こ と な ど に よ り 、 前 年 同 期に 比 べ 45億 円 悪 化 し 、 69億 円 の 損 失 と
なりました。
◆システムプラットフォーム事業
売上収益 1,502億円 (前年同期比 6.2%減)
営業損益 △45億円 ( 同 89億円悪化)
シ ス テ ム プ ラ ッ ト フ ォ ー ム 事 業 の 売 上 収 益 は 、 ハ ー ド ウ ェ ア が 減 少 し た こ と な ど に よ り 、 前年
同期に比べ99億円(6.2%)減少し、1,502億円となりました。
営 業 損 益 は 、 売 上 が 減 少し た こ と な ど に よ り 、 前 年 同 期に 比 べ 89億 円 悪 化 し 、 45億 円 の 損 失 と
なりました。
◆その他
売上収益 633億円 (前年同期比 9.3%減)
営業損益 △84億円 ( 同 22億円悪化)
そ の 他 の 売 上 収 益 は 、 スマ ー ト エ ネ ル ギ ー 事 業 が 減 少 し た こ と な ど に より 、 前 年 同 期に 比 べ 65
億円(9.3%)減少し、633億円となりました。
営 業 損 益 は 、 売 上 が 減 少し た こ と な ど に よ り 、 前 年 同 期に 比 べ 22億 円 悪 化 し 、 84億 円 の 損 失 と
なりました。
(2)財政状態に関する説明
資産、負債、資本およびキャッシュ・フローの状況に関する分析
当 第 1 四 半 期 連 結 会 計 期 間 末 の 総 資 産 は 、 2 兆 3 , 3 2 4 億 円 と 前 年 度 末 に 比 べ 1 , 9 6 5 億 円 減 少 し ま し
た 。 流 動 資 産 は 、 営 業 債 権 及 び そ の 他 の 債 権 の 回 収 な ど に よ り 、 前 年 度 末 に 比 べ 1 , 8 6 8 億 円 減 少
し、1兆2,666億円となりました。非流動資産は、前年度末に比べ97億円減少し、1兆659億円とな り
ました。
負 債 は 、 1兆 5,53 5億 円 と 前 年 度 末 に 比 べ 1 ,382億 円 減 少 し ま し た 。 これ は 、 営 業 債 務 及 び そ の 他
の債務や未 払費 用が減少したことなどによるも のです。有利子負債残高 は、 前年度末に比べ67億円
減 少 の 4,728 億 円 と な り、 デ ッ ト ・ エ ク イテ ィ ・ レ シ オ は 0.66 倍 ( 前 年 度 末 比0.04ポ イ ン ト 悪 化 )
と な り ま し た 。 ま た 、 有 利 子 負 債 残 高 か ら 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 残 高 を 控 除 し た 有 利 子 負 債 残 高
( NET ベー ス )は 、 前 年 度 末 に 比 べ 454 億 円 減 少の 2, 418億 円 と な り 、 デッ ト ・ エ ク イ テ ィ ・ レ シ オ
(NETベース)は、0.34倍(前年度末比0.03ポイント改善)となりました。
資本は 、 親会社の所有者に帰属 す る四半期損失を計上したことや 配当金の支払いをしたことな ど
により、前年度末に比べ583億円減少し、7,790億円となりました。
こ の 結 果 、 親 会 社 の 所 有 者 に 帰 属 す る 持 分 は 7 , 1 3 4 億 円 と な り 、 親 会 社 所 有 者 帰 属 持 分 比 率 は
30.6%(前年度末比0.1ポイント改善)となりました。
当第1四半期連結累計期間の営 業活動によるキャッシュ・フローは、738億円の収入で 、税引前 四
半期損益が悪化したことなどにより、前年同期に比べ188億円悪化しました。
投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は 、 101 億 円 の 支 出 で 、 前 年 同 期 に 比 べ 16億 円 支 出 額 が 減 少
しました。
この結果 、営業活動によるキャッ シュ・フローと投資活動による キャッシュ・フローを合算 し た
フリー・キャッシュ・フローは、637億円の収入となり、前年同期に比べ172億円悪化しました。
財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー は、 配 当 金 の 支 払 い な ど に よ り 、 18 7億 円 の 支 出 と な り ま し
た。
上記の結果、現金及び現金同等物は、2,309億円となり、前年度末に比べ386億円増加しました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2 0 1 6 年 度 ( 通 期 ) の 連 結 業 績 予 想 に つ き ま し て は 、 第 2 四 半 期 以 降 の 事 業 の 進 捗 、 な ら び に 今
後、開始予定の日本航空電子工業株式会社に対する公開買付けおよび持分法適用関連会社である
レノボNE Cホールディングス 社の株式の一部譲渡などによる 変動 要因を含め検討中です。現時 点
で は 、 20 16年 4 月 2 8日 の 公 表 値 か ら 変 更 は あ り ま せ ん が 、 変 更 が 必 要 な 場 合 は 速 や か に 開 示 い た し
ます。
2.要約四半期連結財務諸表
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
注記
移行日
(2015年4月1日)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当第1四半期 連結会計期間
(2016年6月30日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 181,132 192,323 230,941 営業債権及びその他の債権 999,032 933,914 652,848
棚卸資産 224,568 211,992 256,166
その他の金融資産 8,949 7,651 9,619
その他の流動資産 103,524 107,456 116,984 流動資産合計 1,517,205 1,453,336 1,266,558
非流動資産
有形固定資産 350,587 343,323 337,329
のれん 66,985 56,141 54,122
無形資産 128,639 118,019 115,425
持分法で会計処理されている投資 88,035 90,346 91,157 その他の金融資産 279,348 254,917 239,380
繰延税金資産 144,745 196,019 212,173
その他の非流動資産 80,655 16,803 16,280
非流動資産合計 1,138,994 1,075,568 1,065,866 資産合計 2,656,199 2,528,904 2,332,424
(単位:百万円)
注記
移行日
(2015年4月1日)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当第1四半期 連結会計期間
(2016年6月30日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 553,181 503,375 408,068 社債及び借入金 133,370 155,454 170,433
未払費用 170,783 157,403 119,534
その他の金融負債 14,548 13,555 15,360
未払法人所得税等 15,914 13,445 9,965
引当金 47,351 40,318 37,451
その他の流動負債 144,300 137,135 148,227 流動負債合計 1,079,447 1,020,685 909,038
非流動負債
社債及び借入金 380,554 318,435 296,916
その他の金融負債 10,608 9,365 8,330
退職給付に係る負債 247,255 297,756 297,051
引当金 17,053 15,336 12,828
その他の非流動負債 33,643 30,107 29,295 非流動負債合計 689,113 670,999 644,420 負債合計 1,768,560 1,691,684 1,553,458
資本
資本金 397,199 397,199 397,199
資本剰余金 147,415 147,755 147,754
利益剰余金 158,356 223,883 188,187
自己株式 △3,025 △3,077 △3,079
その他の資本の構成要素 8 121,160 4,067 △16,675 親会社の所有者に帰属する持分合計 821,105 769,827 713,386
非支配持分 66,534 67,393 65,580
資本合計 887,639 837,220 778,966
負債及び資本合計 2,656,199 2,528,904 2,332,424
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
(要約四半期連結損益計算書)
(単位:百万円)
注記
前第1四半期 連結累計期間
(自 2015年4月 1日 至 2015年6月30日)
当第1四半期 連結累計期間
(自 2016年4月 1日 至 2016年6月30日)
売上収益 587,294 518,703
売上原価 410,764 377,795
売上総利益 176,530 140,908
販売費及び一般管理費 182,270 170,907
その他の損益(△は損失) △1,835 55
営業損失 △7,575 △29,944
金融収益 9 3,833 2,522
金融費用 9 3,076 8,911
持分法による投資利益 2,417 2,679
税引前四半期損失 △4,401 △33,654
法人所得税費用 1,024 △13,264
四半期損失 △5,425 △20,390
四半期利益の帰属
親会社の所有者 △5,612 △20,104
非支配持分 187 △286
四半期損失 △5,425 △20,390
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期損失(円) △2.16 △7.74
希薄化後1株当たり四半期損失(円) - -
(要約四半期連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
注記
前第1四半期 連結累計期間
(自 2015年4月 1日 至 2015年6月30日)
当第1四半期 連結累計期間
(自 2016年4月 1日 至 2016年6月30日)
四半期損失 △5,425 △20,390
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定 - -
持分法によるその他の包括利益 - -
純損益に振り替えられることのない項目合計 - -
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 1,380 △9,944
キャッシュ・フロー・ヘッジ 55 160
売却可能金融資産 8,315 △9,921
持分法によるその他の包括利益 △142 △1,247
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 9,608 △20,952
税引後その他の包括利益 9,608 △20,952
四半期包括利益 4,183 △41,342
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 4,050 △40,846
非支配持分 133 △496
四半期包括利益 4,183 △41,342
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年6月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配 持分
資本合計 注記 資本金
資本 剰余金
利益 剰余金
自己株式
その他の 資本の 構成要素
合計
期首残高 397,199 147,415 158,356 △3,025 121,160 821,105 66,534 887,639 四半期損失 - - △5,612 - - △5,612 187 △5,425 その他の包括利益 - - - - 9,662 9,662 △54 9,608 四半期包括利益 - - △5,612 - 9,662 4,050 133 4,183 自己株式の取得 - - - △18 - △18 - △18 自己株式の処分 - △0 - 0 - 0 - 0 配当金 - - △10,396 - - △10,396 △1,145 △11,541 子会社に対する
所有者持分の変動
- - - - - - 115 115 所有者との取引額合計 - △0 △10,396 △18 - △10,414 △1,030 △11,444 期末残高 397,199 147,415 142,348 △3,043 130,822 814,741 65,637 880,378
当第1四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至 2016年6月30日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配 持分
資本合計 注記 資本金
資本 剰余金
利益 剰余金
自己株式
その他の 資本の 構成要素
合計
期首残高 397,199 147,755 223,883 △3,077 4,067 769,827 67,393 837,220 四半期損失 - - △20,104 - - △20,104 △286 △20,390 その他の包括利益 - - - - △20,742 △20,742 △210 △20,952 四半期包括利益 - - △20,104 - △20,742 △40,846 △496 △41,342 自己株式の取得 - - - △3 - △3 - △3 自己株式の処分 - △1 - 1 - 0 - 0 配当金 - - △15,592 - - △15,592 △1,287 △16,879 子会社に対する
所有者持分の変動
- - - - - - △30 △30 所有者との取引額合計 - △1 △15,592 △2 - △15,595 △1,317 △16,912
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
注記
前第1四半期 連結累計期間
(自 2015年4月 1日 至 2015年6月30日)
当第1四半期 連結累計期間
(自 2016年4月 1日 至 2016年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期損失 △4,401 △33,654
減価償却費及び償却費 22,338 18,804
減損損失 101 184
引当金の増減額(△は減少) △1,342 △3,391
金融収益 9 △3,833 △2,522
金融費用 9 3,076 8,911
持分法による投資損益(△は益) △2,417 △2,679
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 285,699 261,475
棚卸資産の増減額(△は増加) △52,795 △51,466
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △80,525 △82,720
その他 △59,788 △29,732
小計 106,113 83,210
利息及び配当金の受取額 2,925 2,874
利息の支払額 △3,593 △3,707
法人所得税の支払額 △12,901 △8,612
営業活動によるキャッシュ・フロー 92,544 73,765
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △7,574 △6,228
有形固定資産の売却による収入 325 71
無形資産の取得による支出 △2,289 △2,558
売却可能金融資産の取得による支出 △292 △3,755
売却可能金融資産の売却による収入 703 1,027
子会社の取得による収入 36 59
持分法で会計処理されている投資の取得による支出 △3,659 △68
その他 1,138 1,395
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,612 △10,057
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 10,914 8,938
長期借入れによる収入 63 2
長期借入金の返済による支出 △1,530 △1,191
社債の償還による支出 △40,000 △10,000
配当金の支払額 △9,997 △15,127
非支配持分への配当金の支払額 △1,145 △1,287
その他 △18 △63
財務活動によるキャッシュ・フロー △41,713 △18,728
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響 807 △6,362
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 40,026 38,618
現金及び現金同等物の期首残高 181,132 192,323
現金及び現金同等物の四半期末残高 221,158 230,941
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
1.継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
2.報告企業
日本電気株式会社(以下「当社」という。)は日本国に所在する企業です。
当社 およ び連 結子 会社 を中 心と する 関係 会社 で構 成さ れる 当社 グル ープ の主 たる 事業 は、 「パ ブリ ック 事業 」、
「エンタープライズ事業」、「テレコムキャリア事業」、「システムプラットフォーム事業」の4つの事業です。当 社グループの主要な活動は、注記「7.セグメント情報」に記載しています。
3.作成の基礎
(a)連結財務諸表の作成方法
当 社 は 、 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 規 則 第 1 条 の 2 に 掲 げ る 「 指 定 国 際 会 計 基 準 特 定 会 社 」 の 要 件 を 満 た し て い る た め、同第93条の規定により、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。
当社は、当連結会計年度(2016年4月1日から2017年3月31日まで)の第1四半期である2016年6月30日に終了した 3ヵ月間より初めてIFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表を作成しています。
IFRSへの 移行 日は2015年4月1日で あり、 当社グ ループが採用したIFRS初度適 用の方法 やIFRSへの 移行が当社グ ルー プの 財 政状態 、経 営成績 および キャッ シュ・ フロー に 与え る影響は、注 記「 11.初 度適用」 で 説明してい ま す。
(b)測定の基礎
要 約四 半期連 結財 務諸表は、連 結財政 状 態計 算書に おけ る以下 の重要 な 項目を 除き、取 得原 価を基礎 として 作 成されています。
・デリバティブ金融商品は公正価値で測定されています。
・売却可能金融資産は公正価値で測定されています。
・確 定給 付負債 (資産) は、確定 給付制 度債務 の 現在価 値から 、 制度資産 の公 正価値を 控除して 測定 さ れてい ま す。
(c)機能通貨および表示通貨
要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円で表示しています。 日本円で表示しているすべての財務情報は、百万円未満を四捨五入しています。
4.重要な会計方針
以下に記載している会計方針は、当要約四半期連結財務諸表(IFRS移行日の連結財政状態計算書を含む)に記 載しているすべての期間について継続的に適用されており、当社グループによって首尾一貫して適用されます。
(1)連結の基礎
①企業結合
企業結合は、支配が当社グループに移転した時点で、取得法を用いて会計処理します。
当社グループは、被取得企業への関与により生じる変動リターンに対するリスクまたは権利を有し、かつ、当該 企業に対するパワーによりそのリターンに影響を及ぼす能力を有する場合に、被取得企業を支配していると判断 します。
企業結合で移転した対価は、公正価値で測定し、当該公正価値は、当社グループから被取得企業の旧所有者に対 して移転した資産、当社グループに発生した負債および当社グループが発行した資本持分の取得日における公正 価値の合計額として計算します。
企業結合で移転した対価は、条件付対価契約から発生するすべての資産または負債を含みます。
当社グループは、取得した識別可能な資産および引き受けた負債を、取得日の公正価値で測定します。 当社グループは、非支配持分を公正価値、または当社で認識した識別可能純資産に対する非支配持分の比例割合 で測定するかについて、個々の企業結合取引ごとに選択しています。
企業結合が段階的に達成される場合、当社グループは、支配獲得前に保有していた被取得企業の持分を、取得日 における公正価値で再測定し、それにより生じる損益を純損益に認識します。過去の報告期間において、被取得 企業に対する持分の価値の変動をその他の包括利益に認識した金額については、取得企業が以前保有していた持 分を直接処分したならば要求されたであろう基準と同じ基準で会計処理します。
仲介手数料、弁護士等の専門家報酬等、企業結合に関連して当社グループに発生する取得関連費は、発生時に費 用処理します。
当社はのれんを取得日時点で測定した被取得企業に対する非支配持分の認識額を含む譲渡対価の公正価値から、 取得日時点における識別可能な取得資産および引受負債の純認識額(通常、公正価値)を控除した額として測定 します。被取得企業の識別可能な取得資産と引受負債の正味の金額に対する持分が移転対価を上回る場合、当社 グループは、結果として生じる差額を、取得日において純損益で認識します。
②子会社
子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。子会社の財務諸表は、当該子会社に対する支 配を獲得した日から支配を喪失した日まで、連結財務諸表に含めます。
連結財務諸表には、子会社の所在する現地法制度上、報告期間の末日を親会社の報告期間の末日に統一すること が実務上不可能であり、親会社の報告期間の末日と異なる日を報告期間の末日とする子会社の財務諸表が含まれ ます。
連結財務諸表の作成に用いる子会社の財務諸表を、親会社と異なる報告期間の末日で作成する場合、報告期間の 末日の差異により生じる期間の重要な取引または事象については必要な調整を行います。
子会社の会計処理は、当社グループが適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて調整します。 子会社の包括利益については、非支配持分が負の残高となる場合でも、親会社の所有者と非支配持分に帰属させ ます。
支配の喪失を伴わない子会社に対する持分変動があった場合には、資本取引として会計処理しており、非支配持 分の調整額と対価の公正価値との差額は、当社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識します。 一方、支配の喪失を伴う子会社に対する持分変動があった場合には、子会社の資産および負債、子会社に関連す る非支配持分およびその他の構成要素の認識を中止します。支配の喪失の結果生じた利得または損失は、純損益 で認識します。当社グループが従前の子会社に対する持分を保持する場合には、当該持分は支配喪失日の公正価 値で測定します。その後、保持する影響力の水準に応じて、関連会社に対する投資または売却可能金融資産とし て会計処理します。
③関連会社および共同支配企業に対する投資(持分法適用会社)
当社グループの持分法適用会社に対する投資は、関連会社および共同支配企業に対する投資から構成されます。
関連会社とは、当社グループがその財務および経営方針に対して重要な影響力を有しているものの、支配してい ない企業をいいます。
当社グループが投資企業として、直接的にまたは間接的に保有している被投資企業の議決権割合が20%以上であ る場合には、明らかな反証が認められない限り、重要な影響力を有していると判断します。
共同支配企業とは、当社グループが共同支配を行い、それにより当社グループが共同支配の取決めに関する資産 に対する権利および負債に対する義務ではなく、純資産に対する権利を有するものをいいます。
関連会社および共同支配企業に対する投資は、取得時に取引費用を含む取得原価で認識し、持分法を用いて会計 処理します。
当初認識後、当社グループの重要な影響が喪失する日、または共同支配が終了する日まで、持分法適用会社の純 損益およびその他の包括利益に対する持分が連結財務諸表に含まれます。
関 連会 社お よび 共 同支 配企 業 の財 務諸 表 は原則 と して 、 当社 グル ープ と 同じ 報 告 期間の末 日現 在で 作成 され ま す。
関連会社および共同支配企業の会計処理は、当社グループが適用する会計方針と整合させるため、必要に応じて 調整されます。
④連結上消去される取引
当社グループ内の債権債務残高、取引および当社グループ内取引によって発生した未実現の利益および損失は、 連結財務諸表の作成に際して消去します。持分法適用会社との取引から発生した未実現利益は、投資先に対する 当 社グ ルー プの 持 分を 上限 とし て 投資 から 控除 し ます 。未 実 現損 失は 、減 損 が生 じて いる 証拠 がな い 場 合に限 り、未実現利益と同様の方法で控除します。
(2)外貨換算
①外貨建取引
外貨建取引は、取引日の為替レートで当社グループ各社の機能通貨に換算します。
外貨建の貨幣性資産および負債は、報告期間の末日の為替レートで機能通貨に再換算します。 取得原価で測定されている外貨建非貨幣性項目は、取引日の為替レートで機能通貨に換算します。
公正価値で測定されている外貨建非貨幣性項目は、当該公正価値の算定日における為替レートで機能通貨に再換 算します。
再換算によって生じる為替差額は、発生する期間の純損益で認識します。
ただし、売却可能金融資産に分類された持分証券およびヘッジが有効な範囲内におけるキャッシュ・フロー・ヘ ッジから生じる換算差額は、その他の包括利益で認識します。
②在外営業活動体
在外営業活動体とは、当社と異なる国または通貨に活動の基盤を置いている子会社、関連会社、共同支配企業ま たは支店をいいます。
在外営業活動体の資産および負債は、報告期間の末日の為替レートにより円貨に換算し、収益および費用は期中 平均レートにより円貨に換算します。
在外営業活動体の取得により生じた外貨建のれんならびに資産および負債の帳簿価額の公正価値への調整につい ては、当該在外営業活動体の資産および負債として取扱い、報告期間の末日の為替レートにより円貨に換算しま す。
表示通貨への換算から生じる為替換算差額はその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素に含まれる在 外営業活動体の換算差額として表示します。在外営業活動体を処分し、支配、重要な影響力または共同支配を喪 失する場合には、この在外営業活動体に関連する為替換算差額の累積金額を処分に係る利得または損失の一部と して純損益に振り替えます。
(3)金融商品
①非デリバティブ金融資産
当社グループは、非デリバティブ金融資産を、貸付金および債権ならびに売却可能金融資産の各区分に分類しま す。
当社グループは、貸付金および債権をそれらの発生日に当初認識します。その他の全ての金融資産は、金融商品 の契約条項の当事者となった時においてのみ、金融資産を連結財政状態計算書に認識します。
当社グループは、金融資産について、当該金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した 場合、または、当該金融資産の譲渡において、所有にかかるリスクと経済価値の実質的にすべてを移転した場合 に、認識を中止します。金融資産の認識の中止を行ったものの引き続き持分を保有しているものについては、別 個の資産または負債として認識します。
貸付金および債権
貸付金および債権には、デリバティブ以外の金融資産のうち、支払額が固定または決定可能で、活発な市場にお ける公表価格のないものが分類されます。
貸付金および債権は、公正価値に直接取引費用を加算して当初認識します。当初認識後は、実効金利法による償 却原価で測定します。また、減損損失は純損益で認識します。
売却可能金融資産
売却可能金融資産には、デリバティブ以外の金融資産のうち、売却可能金融資産に指定されたもの、または、純 損益を通じて公正価値で測定する金融資産、貸付金および債権のいずれにも分類されないものが分類されます。 売却可能金融資産は、当初認識時、公正価値に直接取引費用を加算して測定します。当初認識後は、公正価値で 測定し、減損損失および貨幣性金融商品の為替換算差額を除く公正価値の変動を、その他の包括利益で認識しま す。また、その他の包括利益で認識された累積損益は、当該金融資産の認識が中止されるか減損が認識された時 点で、その他の包括利益から純損益に振り替えます。活発な市場における市場価格のある売却可能金融資産の公 正価値は、市場価格に基づき測定します。活発な市場における市場価格のない非上場の売却可能金融資産につい ては、類似会社比準法等の適切な評価技法により公正価値を見積ります。
②非デリバティブ金融負債
当社グループは、非デリバティブ金融負債をその他の金融負債に分類します。
当社グループは、負債証券はその発行日に当初認識します。その他のすべての金融負債は、その金融商品の契約 条項の当事者となった日に当初認識します。
当社グループは、契約上の義務が免責、取消しまたは失効となった時に、認識を中止します。
当社グループはこれらの金融負債を、当初認識時において公正価値から直接起因する取引費用を控除して測定し ます。当初認識後は、実効金利法による償却原価で測定し、償却額は金融費用として純損益で認識します。
③デリバティブ金融商品
当社グループは、為替リスクおよび金利リスクをヘッジする目的で、為替予約、金利スワップ等のデリバティブ を利用します。
デリバティブは公正価値で当初認識し、その後も公正価値で再測定されます。ヘッジ手段として指定されたデリ バティブは、開始時にキャッシュ・フロー・ヘッジ、公正価値ヘッジまたは純投資ヘッジに分類されます。公正 価値の変動は、ヘッジの分類毎に次のとおり会計処理します。
ヘッジ会計を適用しないデリバティブ
デリバティブをヘッジ会計の要件を満たすものとして指定していない場合には、そのデリバティブの公正価値の 変動は、純損益で認識します。
ヘッジ会計を適用するデリバティブ
当社グループは、ヘッジの開始時に、ヘッジ手段とヘッジ対象との関係、リスク管理目的および戦略を文書化し ます。当社グループはまた、ヘッジ開始時および継続的に、ヘッジ取引に利用したデリバティブがヘッジ対象の 公正価値またはキャッシュ・フローの変動を相殺するために極めて有効的であるかどうかについての評価を実施 します。
キャッシュ・フロー・ヘッジ
ヘッジ手段に係る損益のうち、有効部分はその他の包括利益で認識され、非有効部分は、直ちに純損益で認識さ れます。その他の包括利益で認識された金額は、ヘッジ対象のキャッシュ・フローが純損益に影響する際に、純 損益に組み替えられます。
ヘッジ手段が失効、売却、終結または行使された場合、ヘッジ会計の要件をもはや満たしていない場合、予定取 引の発生がもはや見込まれない場合、または指定を取り消した場合は、キャッシュ・フロー・ヘッジによるヘッ ジ会計を将来に向かって中止します。
なお、公正価値ヘッジまたは純投資ヘッジに分類されたデリバティブは当社グループに存在しません。
④金融資産と金融負債の相殺
金融資産と金融負債は、認識された金額を相殺する法的に強制力のある権利を有しており、かつ、純額で決済す るか、資産の実現と負債の決済を同時に実行するかの意図を有している場合にのみ相殺し、連結財政状態計算書 において純額で表示します。
(4)現金及び現金同等物
現金及び現金同等物は、手許現金、随時引出し可能な預金、および容易に換金可能であり、かつ価値の変動につ いて僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されます。
(5)有形固定資産
①認識および測定
有形固定資産は、取得原価から減価償却累計額および減損損失累計額を控除した額で測定します。
取得原価には資産の取得に直接関連する費用、解体・除去費用および土地の原状回復費用、ならびに資産計上す べき借入コストが含まれます。
有形固定資産の重要な構成要素の耐用年数が構成要素ごとに異なる場合、それぞれ別個(主要構成要素)の有形固 定資産項目として会計処理します。
有形固定資産の処分損益は、純損益で認識します。
②取得後の支出
取得後の支出は、その支出に関連する将来の経済的便益が当社グループにもたらされる可能性が高い場合にのみ 資産計上します。
③減価償却
減価償却は、以下の見積耐用年数にわたり、主に定額法に基づいて認識します。残存価額は、耐用年数到来時の 売却価格(処分費用控除後)を見積ることができるものを除き、ゼロ(または備忘価額)とします。
主な資産の種類別の耐用年数は以下のとおりです。 建物および構築物 7~60年
機械および装置、工具および備品 2~22年
減価償却方法、耐用年数および残存価額は、各報告期間の末日に見直しを行い、必要に応じて変更します。
(6)無形資産
①無形資産の認識および測定 (a)のれん
子 会 社 の 取 得 に よ り 生 じ た の れ ん は 無 形 資 産 に 認 識 し ま す 。 当 初 認 識 時 に お け る の れ ん の 測 定 に つ い て は 、
「(1)①.企業結合」に記載します。
(b)研究開発費
開 発局 面の 支出 は 、以 下 の すべ て を立 証 で きる場 合に 限 り、 自己 創設 無形 資 産と して 資産 計上 する こと とし ま す。
・ 使用または売却できるように無形資産を完成させることの技術上の実行可能性
・ 無形資産を完成させ、さらにそれを使用または売却するという企業の意図
・ 無形資産を使用または売却する能力
・ 無形資産が可能性の高い将来の経済的便益を創出する方法
・ 無形資産の開発を完成させ、さらにそれを使用または売却するために必要となる、適切な技術上、財務上 およびその他の資源の利用可能性
・ 開発期間中に無形資産に起因する支出を、信頼性をもって測定できる能力
これらの要件を満たさない開発費用および研究活動に関する支出は、発生時に費用として認識します。
(c)ソフトウェアおよびその他の無形資産
市場販売目的のソフトウェアおよび自社利用目的のソフトウェアの開発費用は、①(b)の資産計上の要件を満た した場合は無形資産に計上します。
その他の無形資産は、特許権やライセンス等が該当し、取得時に取得価額で認識します。
(d)企業結合により取得した無形資産
企業結合により取得し、のれんとは区分して認識した特許権等の無形資産は取得日の公正価値で計上します。
②事後的な支出
無形資産に対する事後的な支出は、当該支出に関連する特定の資産の将来の経済的便益を増加させる場合にのみ 資産計上します。
③償却
当社グループが取得した無形資産で有限の耐用年数が確定できるものについては、当該資産が使用可能な状態に なった日から見積耐用年数にわたり、定額法によって償却します。
(a)のれん
のれんは償却を行わず、耐用年数を確定できない資産として、少なくとも年に1回、減損の兆候がある場合には その都度、減損テストを行います。
(b)研究開発費
資産化した開発局面の無形資産は、耐用年数を確定できる資産として、当該資産が使用可能な状態になった日か ら見積耐用年数にわたり、対象資産から生み出される将来の経済的便益の消費の想定パターンに最も近似してい る方法によって償却します。
(c)ソフトウェアおよびその他の無形資産 ソフトウェアの償却方法は次のとおりです。
市場販売目的のソフトウェア 見込有効期間における見込販売数量に基づく償却方法
(主として見込有効期間2年以内)
なお、見込販売数量に基づく償却が将来の経済的便益が消費されるパターンを 反映しない場合には、残存耐用年数に渡って定額法にて償却します。
自社利用目的のソフトウェア 社内における見込利用可能期間(主として3~5年)に基づく定額法
特許権やライセンス等のその他の無形資産についても、当該資産が使用可能な状態になった日から契約期間等の 見積耐用年数にわたり、対象資産から生み出される将来の経済的便益の消費の想定パターンに最も近似している 方法によって償却します。
耐用年数を確定できる無形資産の償却方法、耐用年数および残存価額は、各報告期間の末日に見直しを行い、必 要に応じて変更します。
(7)リース
①契約がリースを含むか否かの判断
当社グループは、リース契約開始時に、その契約がリースであるか否か、またはその契約にリースが含まれてい るか否かを判断します。
リースを含む契約の開始時またはその再評価時に、当社グループは、支払額および契約によって要求されるその 他の対価を、支払リース料とその他の要素に係る支払いに、それらの公正価値の比率に基づいて配分します。
②リース資産
リース資産の所有に伴うリスクと経済価値が、実質的に当社グループに移転するリース取引は、ファイナンス・ リースに分類します。ファイナンス・リースにおいて、リース資産は、公正価値または最低支払リース料総額の 現在価値のいずれか小さい額で当初認識します。当初認識後は、リース期間または当該資産の経済的耐用年数の いずれか短い期間で減価償却します。
所有に伴うすべてのリスクと経済価値の実質的移転を伴わないリースは、オペレーティング・リースに分類し、 当社グループの連結財政状態計算書に計上されません。
③支払リース料
オペレーティング・リースの支払リース料は、リース期間にわたって定額法で費用として認識します。 受け取ったリース・インセンティブは、リース費用総額とは不可分なものとして、リース期間にわたって認識し ます。
ファイナンス・リースにおける最低リース料総額は、金融費用と債務残高の減少に配分します。金融費用は、債 務残高に対して一定の利率となるように、リース期間にわたって各期間に配分します。
(8)棚卸資産
棚卸資産の評価額は、取得原価と正味実現可能価額のいずれか低い金額で測定します。
棚卸資産の測定において、代替性がある場合には先入先出法または総平均法により測定し、代替性がない場合に は個別法により測定します。
取得原価には、棚卸資産の取得にかかる費用、製造費および加工費、ならびに当該棚卸資産を現在の場所および 状態とするまでに要したその他の費用が含まれます。製造棚卸資産および仕掛品については、正常操業度に基づ く製造間接費の適切な配賦額を含めます。
(9)減損
①非デリバティブ金融資産
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産以外の金融資産については、報告期間の末日に減損していることを 示す客観的な証拠が存在するかについての評価を行います。上記の金融資産は、客観的な証拠によって損失事象 が当該資産の当初認識後に発生したことが示されており、かつ、当該損失事象によってその金融資産の将来見積 キャッシュ・フローにマイナスの影響が及ぼされることが合理的に予測できる場合に減損していると判定されま す。
上記の金融資産が減損していることを示す客観的な証拠には、債務者の支払不履行や滞納、債務者または発行体 が破産する兆候等が含まれます。
株式等の資本性金融資産に関しては、公正価値の著しい下落または長期にわたる下落についても減損の客観的証 拠となります。
償却原価で認識されている金融資産の減損
当社グループは、まず、個別に重要な金融資産について、減損の客観的証拠があるかを個別に検討し、個別に重 要でない金融資産について、集団的に検討します。
減損の客観的証拠がある場合、償却原価で認識されている金融資産の減損損失は、当該資産の帳簿価額と当該資 産の当初の実効金利で割引いた将来キャッシュ・フローの見積りの現在価値との差額として測定されます。減損 損失は、純損益で認識し、貸倒引当金を用いて減損損失を計上する売上債権等を除き、当該資産の帳簿価額から 減額します。減損損失認識後に減損損失を減額する事象が発生した場合は、減損損失の減少額を、純損益を通じ て戻し入れます。あらゆる回収手段を講じても将来の回収が現実的に見込めず、回収不能と認められた債権は直 接償却します。
売却可能金融資産の減損
売却可能金融資産の減損損失は、当該資産の公正価値の変動に伴う評価差額としてその他の包括利益で認識して いた累積損失を純損益に振り替えて認識します。その他の包括利益から純損益に振り替える累積損失の額は、取 得原価と現在の公正価値の差額から、当該金融資産について以前に純損益で認識した減損損失を控除した額にな り ます 。売 却 可 能 金融 資産に 分 類して いる 負債 性 金融 資 産に つい ては 、減 損損 失 認識 後に その 公正 価 値が 増加 し、当該増加を、減損損失を純損益で認識した後に発生した事象と客観的に関連付けることができる場合には、 当該減損損失を戻し入れ、純損益で認識します。資本性金融資産については、その減損損失は、純損益を通じて 戻し入れせず、減損後の公正価値の上昇はその他の包括利益で直接認識します。
持分法適用会社に対する投資
持 分法 適用 会 社に 関す る 減 損は、 投資 の 回収 可 能価額 を 帳 簿価額 と比 較 す るこ と によ り測 定し ます 。減 損損 失 は、純損益で認識しており、回収可能価額の算定に用いた見積りの変更により回収可能価額が増加する場合は、 戻し入れます。
②非金融資産
当社グループは、各報告期間の末日現在、棚卸資産および繰延税金資産を除く非金融資産の帳簿価額が減損して いる可能性を示す兆候の有無を判定しており、資産または資金生成単位(単位グループ)が減損している兆候が 存在する場合、当該資産の回収可能価額の見積りを行います。資産または資金生成単位については、他の資産ま たは資産グループのキャッシュ・インフローから、概ね独立したキャッシュ・インフローを生み出す最小の資産 グループとします。
のれんおよび耐用年数を確定できない無形資産は、毎年同時期に、資金生成単位(単位グループ)のレベルで回 収可能価額の見積りを行います。上記の他、減損の兆候がある場合にはその都度、減損テストを行います。
資産または資金生成単位(単位グループ)の回収可能価額が帳簿価額より低い場合、資産は減損しているとみな され、当該資産または資金生成単位(単位グループ)の帳簿価額をその回収可能価額まで減額します。
当社グループは、有形固定資産の評価モデルとして原価モデルを採用しているため、減損損失は直ちに純損益で 認識します。
回収可能価額は、資産が他の資産または資金生成単位(単位グループ)からほとんど独立したキャッシュ・イン フローを生成しない場合を除き、個別の資産ごとに決定します。
個 別の 資産 につ い て回 収 可 能価額 の見 積 り が不 可 能な 場合 に は、 当該 資 産が 属す る資 金生 成単 位( 単 位グル ー プ)の回収可能価額を算定します。
全社資産は独立したキャッシュ・インフローを生み出していないため、全社資産に減損の兆候がある場合、全社 資産が帰属する資金生成単位(単位グループ)を識別し、回収可能価額を算定します。全社資産は、のれん以外 の資産で、検討の対象である資金生成単位と他の資金生成単位の双方のキャッシュ・インフローに寄与する資産 をいい、間接部門で保有する土地や建物が含まれます。
回収可能価額は、資産または資金生成単位(単位グループ)の処分費用控除後の公正価値と使用価値のいずれか 高い金額とします。使用価値とは、資産または資金生成単位(単位グループ)から生じると見込まれる将来キャ ッシュ・フローの現在価値です。
使用価値の算定において、見積将来キャッシュ・フローは、貨幣の時間的価値および当該資産に固有のリスクを 反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引きます。
当社グループは、のれん以外の資産について、各報告期間の末日に、過年度に認識した減損の戻入の兆候の有無 を評価します。減損の戻入の兆候が存在する場合、当該資産の回収可能価額を見積ります。
過年度において、のれん以外の資産について認識した減損損失は、減損の戻入の兆候があり、かつ減損損失を最 後に認識してから、当該資産の回収可能性の算定に用いた見積りに変更があった場合にのみ、減損損失を戻し入 れます。減損損失の戻し入れは、減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費または償却額 を控除した後の帳簿価額を超えない金額を上限とします。
のれんに関連する減損損失は、戻し入れを行いません。
(10)売却目的で保有する非流動資産
非流動資産または処分グループの帳簿価額が、継続的使用よりも主として売却取引により回収が見込まれる場合 には、売却目的で保有する資産または処分グループに分類します。
分類の条件は、現状で直ちに売却することが可能であり、かつ売却の可能性が非常に高い場合にのみ満たされま す。
当社グループが子会社に対する支配の喪失を伴う売却計画を確約する場合で、かつ上記の条件を満たす場合、当 社グループが売却後も従前の子会社に対する非支配持分を有するか否かにかかわらず、当該子会社のすべての資 産および負債を、売却目的保有に分類します。
売却目的保有に分類された非流動資産または処分グループは、その帳簿価額と売却費用控除後の公正価値のいず れか低い金額で測定します。
売却目的保有に分類された有形固定資産や無形資産について、減価償却または償却は行いません。
(11)従業員給付
①確定給付型制度
当社グループの確定給付型制度には、確定給付型年金制度および退職一時金制度が含まれます。確定給付型制度 に係る負債または資産の純額は、確定給付制度債務の現在価値から、制度資産の公正価値を控除します。当社グ ループは確定給付制度債務を、制度ごとに区別して、従業員が過年度および当年度において提供した勤務の対価 として獲得した将来給付額を見積り、当該金額を現在価値に割り引くことによって算定します。割引率は、上記 債務と概ね同じ満期日を有するもので、かつ、支払見込給付と同じ通貨建ての、報告期間の末日における優良社 債の利回りによります。この計算は、毎年、年金数理人によって予測単位積増方式を用いて行います。
制度改訂時に生じる過去勤務費用は、発生時に純損益として認識します。
当社グループは、確定給付型制度から生じるすべての数理計算上の差異はその他の包括利益で認識し、その後利 益剰余金等への振り替えは行いません。
②確定拠出型年金制度
確定拠出型年金制度は、雇用主が一定額の掛金を別個の事業体(基金)に拠出し、その拠出額以上の支払につい て法的または推定的債務を負わない退職後給付制度です。確定拠出型年金制度の拠出債務は、従業員が勤務を提 供した期間に、従業員給付費用として純損益で認識します。
③解雇給付
解雇給付は、当社グループが、通常の退職日前に雇用を終了させることまたは自発的な退職勧奨により退職手当 を支給することを正式な詳細計画として公表し、現実的にそれを撤回する可能性がなくなった時点で純損益で認 識します。自発的退職に対して支給する退職手当は、当社グループが自発的な退職を勧奨しており、その勧奨が 受け入れられる可能性が高く、かつ、その人数を合理的に見積ることができる場合に、純損益で認識します。当 該給付が報告期間の末日より12ヵ月以上経過した後に支払われる場合は、当該給付に関する債務を現在価値に割 り引きます。
④短期従業員給付
短期従業員給付については、割引計算は行わず、関連する勤務が提供された時点で純損益で認識します。
(12)引当金
引当金は、当社グループが過去の事象の結果として現在の債務(法的または推定的)を有しており、当該債務を 決済するために経済的便益を有する資源の流出が生じる可能性が高く、当該債務の金額について信頼できる見積 りが可能である場合に認識します。
貨幣の時間価値の影響が重要である場合、引当金は、貨幣の時間的価値の現在の市場評価とその負債に固有のリ スクを反映した税引前の割引率を用いて割り引かれます。
割引計算が実施される場合、時の経過に応じた引当金の増加は、金融費用として認識します。